花巻山の神温泉「優香苑」は岩手県の花巻市にある温泉旅館で、こちらは「優香苑」を気に入って何度か訪れている筆者の宿泊記です。
温泉旅館を訪れた時の感想として「温泉はよかったけれど食事がイマイチだった」とか「部屋が狭かった」など、温泉以外の要素で満足できなかった経験をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。
この「優香苑」は温泉・部屋・食事のレベルが高く、しかも料金設定は比較的リーズナブルなのでコストパフォーマンスが非常に高いといえます。無料送迎バスもあってアクセスも良好です。一度「優香苑」を訪れれば、筆者同様にきっと素晴らしい滞在になることでしょう。
こちらでは、花巻山の神温泉「優香苑」の部屋・温泉・食事などを宿泊記としてまとめました。また、送迎バスなどアクセス情報や口コミについても紹介していきます。
花巻山の神温泉「優香苑」に訪れる方は、是非参考にして下さい。
花巻山の神温泉「優香苑」の宿泊記~部屋・温泉・食事
スタッフの対応はどのホテルや旅館の評価にも共通する重要な要素ですが、温泉旅館の3大要素としては温泉はもちろん、他に部屋と食事が重要なポイントとしてあげられます。
冒頭でも触れましたが、この3つの要素がすべて揃うことはあまり多くないかもしれません。しかし、この「優香苑」ならコストパフォーマンスもよく、3つの要素がハイレベルです。
どのようにハイレベルなのか、部屋と温泉、食事の順に詳しく見ていきましょう。
花巻山の神温泉「優香苑」の部屋
本日のお部屋です
山の神温泉 優香苑あまりにも良い部屋で、入った瞬間ため息が出た
古き良き旅館の雰囲気の玄関なのにとても綺麗な和洋室で、ベッドふかふかだし水回りもピカピカにリニューアルされていて良い
天井のこの凝り方大好き#いのししの旅記録#大人になってもきっと縋る二夜の思い出 pic.twitter.com/M4fFdf6TWd— ゙゙゙゙゙ (@shishi_zibie) March 8, 2024
二間以上の客室は和室の他にもベッドのある洋室もあって大変、広々としています。天井も高く、バス・トイレもセパレートになっているので、快適に過ごせます。また、近年はベッドルームのある温泉旅館も増えていますが、膝が心配という方には喜ばれていますね。
筆者はこれまで二間と三間の部屋にに宿泊した経験がありますが、さすがに2人で三間は空間を持て余してしまいました。二間で十分、というかちょうどいい感じでした。
宮大工が手がけただけあって部屋は雰囲気抜群で趣があります。料金にかかわらず、すべての部屋でこれだけクオリティの高い温泉旅館は珍しいのではないでしょうか。
部屋からの眺めは、廊下を挟んで玄関などを眺める側と豊沢川や庭園を眺めることができる側がありますが、どちらかというと庭園・川を眺められる部屋が景観がよくておすすめです。
花巻山の神温泉「優香苑」の【プラン】はたくさんありますが、部屋のタイプと食事のコースを組み合わせて選んでいくようになっているので、いろいろ検討しながらピッタリのプランを選んで下さい。
どのプランを選べばよいのか迷うかもしれませんが、すべての部屋に宮大工が手がけた和室があるので人数に合わせて選ぶのがおすすめです。
花巻山の神温泉「優香苑」の温泉
大好きな山の神温泉優香苑にお泊り出来ました💕お湯はトロントロン、浴室のタイル絵や宮大工仕様が素晴らしく、立寄る度に泊まりたいと願っお宿。前回来た時工事していた日帰入浴施設なごみの湯がオープンし、こちらの湯は宿泊者専用となっていたので、ほぼ貸切状態で利用出来ました。撮禁につきHPより pic.twitter.com/Qa1sUiQ7gu
— わさび (@panchan1421) December 7, 2020
花巻山の神温泉「優香苑」の【温泉】はすべてpH9.3というアルカリ性単純温泉で、源泉かけ流しです。
とろみのある肌触りが特徴のいわゆる「美肌の湯」で、わずかに硫黄臭が漂います。「優香苑」敷地内の温泉はすべて男女別となっており、混浴はありません。バスタオルとフェイスタオルは部屋から持参します。
本館には「とよさわの湯」と「こもれびの湯」、「貸切風呂」があり、「とよさわの湯」と「こもれびの湯」はともに内湯と露天風呂、サウナを備えています。
また、「優香苑」敷地内に併設されている「別墅 清流館」には日帰り入浴の「なごみの湯」(内湯と露天風呂、サウナ)があり、宿泊者も利用できます。
とよさわの湯
「とよさわの湯」は広くスケールが大きいので大浴場とも呼ぶことができます。露天風呂は男女合わせて50畳もの広さがあり抜群の開放感を満喫できました。内湯も天井が高くて、冬は温泉に浸かっていないとやや寒いほどです。
陶器でできた絵が珍しさとともに独特の風情を感じさせてくれます。温泉のお湯はトロトロでついつい長湯したくなってしまいますが、入浴後はいかにもスベスベになるような予感がする、まさに「美肌の湯」です。
こもれびの湯
「こもれびの湯」は「とよさわの湯」に比べると小さいので小浴場とも呼ぶことができます。スケールが大きい「とよさわの湯」とは趣が異なり、こじんまりとして落ち着いた雰囲気があります。
秋に紅葉を見ながら入る露天風呂も最高の雰囲気でした。筆者は混雑を避けて空いている時間帯を狙って、夕食の直前や朝食が混雑する時間に入浴することが多いです。
なごみの湯
「なごみの湯」は、「優香苑」本館から長い廊下をエレベーターを利用しながらの移動になります。日帰り入浴のお客さんも利用するので本館より混雑することがありますが、泉質は同じで特に広々とした露天風呂が魅力です。館内のレストランではランチを楽しむことができます。
本館から遠く改めて受付する必要があるのが少し面倒で、筆者はもっぱら「とよさわの湯」か「こもれびの湯」を利用しています。
花巻山の神温泉「優香苑」の食事
花巻山の神温泉「優香苑」の【食事】は、地元・岩手や花巻の山の幸や世界三大漁場の三陸の海の幸を存分に楽しむことができます。質・量に加えて種類も多いので、筆者は訪れるたびに違うプランを選ぶようにしています。
花巻山の神温泉「優香苑」の夕食
お風呂、食事、大満足#山の神温泉#優香苑 pic.twitter.com/9rXvSFHoKt
— Margaret (@hamaran0805) February 4, 2020
花巻山の神温泉「優香苑」の夕食は基本的には和食で、1階の和食処「葉山」か2階の宴会場「早池峰」他、あるいは部屋食となります。
夕食はプランによっていくつかのコースに分かれますが、山の幸では地元・花巻のプラチナ豚「白金豚」や黒毛和牛「胡四の牛王」、さらに高級牛肉「前沢牛」や「岩手牛」から好きなものを選択、海の幸は三陸の鮑や鮪、帆立などから選択していきます。
これまで国内外の料亭、旅館、ホテルで経験を積んできた料理長の腕は確かで、料理はどれもが絶品です。しかも品数も多いので、岩手の旬の味をたっぷりと楽しむことができます。
花巻山の神温泉「優香苑」の朝食
花巻山の神温泉「優香苑」の朝食は和洋ブッフェスタイルで、1階の和食処「葉山」でいただきます。
朝食も地元・岩手産の食材を使用した料理が数多く並びます。ライブキッチンもあって、とにかく質・量、そして種類も多彩です。欲張るととても食べきれないので、少しずつ多くの種類を取り分けるのが、バイキングスタイルの食事をうまく利用するコツかもしれませんね。
コーヒーなどは部屋にテイクアウトもできました。その日の予約状況にもよりますが、8時前後は混雑して多少待つこともあったのでできれば避けたほうが無難かもしれません。
花巻山の神温泉「優香苑」の送迎バスなどアクセスと地図
花巻山の神温泉「優香苑」の【アクセス・地図】は、新幹線・電車か飛行機、車のいずれかになります。
車以外の新幹線・電車・飛行機で花巻に入る方は無料送迎バスが便利です。無料送迎バスはJR「新花巻駅」かJR「花巻駅」からの利用になりますが、ややチェックイン時間を過ぎてからの発車なので、早めに宿に到着したい方は路線バスでのアクセスになります。
車の場合は、東北自動車道の最寄りのインターチェンジから約20~30分とアクセス良好です。
送迎バス・路線バスの場合(新幹線・電車)
新幹線・電車の場合は新幹線と電車(東北本線)で駅が離れているので、注意が必要です。(新幹線はJR「新花巻駅」、東北本線はJR「花巻駅」)
ともに路線バスが運行されていますが、上述したように「優香苑」へは無料送迎バスでのアクセスがおすすめです。帰りもチェックアウトに合わせた時間に「優香苑」前から無料送迎バスが運行されています。
新幹線・電車の場合
路線バス:JR「花巻駅」→「湯口線」新鉛温泉行きで「山の神温泉」下車(約40分)
※路線バスの時刻はこちらから ⇒ 岩手県交通
往路
・新幹線JR「新花巻駅」西口バスターミナル2番バス停 → 花巻南温泉郷の無料送迎バス(約50分)
※15:10、16:10、17:10発(予約不要)
・東北本線JR「花巻駅」東口 → 花巻南温泉郷の無料送迎バス(約40分)
※15:25、16:25、17:25発(予約不要)
復路
「優香苑」前9:50発 → JR「花巻駅」10:30 → JR「新花巻駅」10:45
※要予約(チェックイン時)
飛行機の場合
飛行機の場合は「いわて花巻空港」からのアクセスとなります。
ただし、「いわて花巻空港」から「優香苑」への直通バスは運行されていないので、一旦、JR「花巻駅」で乗り換えることになります。JR「花巻駅」からは花巻南温泉郷の無料送迎バス、または路線バスでのアクセスとなります。
飛行機の場合
「いわて花巻空港」→ 無料送迎バスで「優香苑」へ
「いわて花巻空港」→ 路線バスでJR「花巻駅」→「山の神温泉」下車
※バスの時刻は上記参照(送迎バス・路線バス)
車の場合
車で高速を利用する場合は、東北自動車道「花巻南IC」が最寄りのインターチェンジになります。「優香苑」へは地図上はほぼ道なりの道路に見えますが、慣れていない場合は迷うこともある路線です。
念のため、カーナビを使用をおすすめします。(電話番号の場合はカーナビには0198-38-5526を入力)また、冬季は宿近辺は特に雪が積もるので、スタッドレスタイヤ、またはチェーンの装着が必須です。
車の場合
東北自動車道「花巻南IC」→ 国道12号を経由して約20~30分
駐車場:あり(無料)
「花巻温泉郷 山の神温泉 優香苑」の実際の口コミ
花巻山の神温泉「優香苑」の【実際の口コミ】では、部屋の素晴らしさと温泉の良さ、食事がおいしいという意見が多いです。
悪い口コミとしては露天風呂が冬寒い、部屋の温度調整がうまくいかず冬寒い、などが見受けられます。寒い岩手県の山間部ゆえというところもあるようです。
また、スタッフの対応については良い口コミ・悪い口コミのどちらも見受けられました。
花巻山の神温泉「優香苑」の宿泊記!部屋・温泉・食事~まとめ
こちらでは、花巻山の神温泉「優香苑」の部屋・温泉・食事などを宿泊記としてまとめました。
また、送迎バスなどアクセス情報や口コミについても紹介してきました。
ホテル名 | 花巻温泉郷 山の神温泉 優香苑 |
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(読み) | はなまきおんせんきょう やまのかみおんせん ゆうかえん |
特 色 | 【宮大工建築】3か所の源泉掛け流し露天風呂とイングリッシュガーデンを満喫 |
料 金 | 11000円~ |
住 所 | 〒025-0253 岩手県花巻市下シ沢字中野53-1 |
電 話 | 0198-38-5526 |
FAX | 0198-38-5527 |
最寄駅 | 花巻 |
アクセス | 東北本線 花巻駅より車で30分/バスで35分~40分 東北新幹線 新花巻駅より車・バスで40分 |
駐車場 | 有り(無料)/150台 ※駐車場内での盗難等は一切責任を負えませんので貴重品等は必ず持参願います。 |
投稿件数 | 1510件 |
★の数 | (総合): 4.39 |
宿泊記から「優香苑」の【部屋】は宮大工が手がけた和室が趣があって広々としており、料金から見てもこれだけクオリティの高い温泉旅館はなかなかないといっていいでしょう。【温泉】泉はpH9.3のアルカリ性単純温泉で、とろみのある肌触りが特徴の「美肌の湯」です。【食事】事は質・量に加えて種類も多く、地元・岩手や花巻の山の幸や三陸の海の幸を存分に楽しむことができます。
さまざまな【宿泊プラン】が用意されているので、部屋のタイプと食事のコースを希望に応じて組み合わせて選んでいくといいでしょう。
【アクセス】は車以外の場合は、JR「新花巻駅」かJR「花巻駅」から乗車する無料送迎バスが便利でおすすめです。車の場合は、東北自動車道「花巻南IC」が最寄りのインターチェンジになります。
【口コミ】は部屋の素晴らしさと温泉の良さ、食事がおいしいという意見が多く概ね好評で、安心して利用できるでしょう。
部屋・温泉・食事が高いレベルで3拍子揃った「優香苑」は、いつ訪れてもコストパフォーマンスが高く満足度の高い滞在になることでしょう。岩手花巻方面を訪れるなら、ぜひ「優香苑」の部屋・温泉・食事を満喫して下さい!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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