鹿児島といえば活火山の「桜島」をはじめ指宿や霧島など、さまざまな特徴を持つ個性的な観光スポットが数多くあります。筆者はこの鹿児島を2泊3日でレンタカーで観光を目的として旅してきました。
「桜島」はもちろんですが、「指宿・開聞岳」「霧島温泉郷」などでの観光、海鮮やラーメンなど鹿児島のご当地グルメ、快適なホテルなど、とても思い出に残る旅になり、機会があったらまた是非とも訪れたいと思っています。
これから鹿児島の観光旅行を計画している方はどんなコースで訪れるのがいいのか、思案中という方も多いと思います。また、筆者は2泊3日レンタカー付きの観光旅行でしたが、車なしで巡りたいと考えている方もいらっしゃることでしょう。
鹿児島観光のモデルコース2泊3日のレンタカー付きと車なしの場合があれば、参考になるのではないかと考えました。1泊2日という方もいらっしゃるかと思いますが、自由にアレンジしていただければと思います。
今回は、鹿児島観光のモデルコース2泊3日をレンタカー付きと車なしの場合でまとめてみました。車なしの場合には可能な限り、便利なアクセス方法などもご紹介していきますので是非参考にして下さい。
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鹿児島観光のモデルコース2泊3日～レンタカー
鹿児島観光のモデルコース2泊3日、まずは筆者がレンタカーで実際に旅したコースをご紹介します。観光の拠点は鹿児島市内で「シェラトン鹿児島」に2連泊しました。「シェラトン鹿児島」は広くて清潔な部屋と桜島ビューの絶景、おいしいレストラン、温泉が特徴のホテルです。
モデルコースは桜島＆鹿児島市内、指宿＆知覧エリア、霧島エリアを各1日ずつで巡るというものです。途中、天候などの影響でプラン通りにいかないこともありましたが、レンタカーがあれば時間的に無理のないタイムスケジュールになっています。
見どころは他にもたくさんあるので、時間があればモデルコース以外にも鹿児島市内の「仙巌園」や霧島エリアの坂元のくろず「蕾畑」情報館＆レストランなどに立ち寄るのもおすすめです。
鹿児島観光のモデルコース2泊3日【レンタカー付き】
1日目：桜島 → 鹿児島市内
2日目：指宿 → 知覧
3日目：鹿児島市内 → 霧島
ANA楽パック
JAL楽パック
JR楽パック1日目～桜島＆鹿児島市内
鹿児島観光のモデルコース1日目は昼前に鹿児島空港に到着し、レンタカーに乗り、鹿児島のシンボル「桜島」を目指します。ルートは鹿児島市内からフェリーに乗るのではなく、対岸の大隅半島から陸続きで桜島に入ります。途中「道の駅たるみず湯っ足り館」で海を眺めながらの海鮮丼のランチもおいしかったです。
「牛根稲荷神社・埋没鳥居」
桜島ではまず火山灰によって神社の鳥居が埋まったという「牛根稲荷神社・埋没鳥居」を見学、その後も「有村溶岩展望所」、「湯之平展望所」と桜島の絶景を見たり噴火の凄まじさを間近に感じます。
「有村溶岩展望所」
桜島観光を終えると桜島フェリーに乗船し鹿児島市内中心地へ移動、「城山展望台」から鹿児島の市街地と桜島を眺める予定でしたが、カーナビの不調で辿り着けず、やむを得ず宿泊先の「シェラトン鹿児島」にチェックインしました。貴重な時間を無駄にしてしまい大誤算でした。
「湯之平展望所」
気を取り直して館内の温泉で汗を流した後、夜は市電に乗って鹿児島最大の繁華街「天文館」に向かい夕食です。土曜日だったせいか、どこも満席で10件目ぐらいでようやく入店することができました。さすが焼酎の本場は違うなと妙に納得して鹿児島グルメを堪能しました。最後は鹿児島ラーメンの名店「小金太」で締めて1日目が終了です。
1日目のモデルコース
鹿児島空港 → 道の駅たるみず湯っ足り館（ランチ）→ 桜島（「牛根稲荷神社・埋没鳥居」・「有村溶岩展望所」・「湯之平展望所」）→ 桜島フェリー → 城山展望台 → 天文館（夕食）
2日目～指宿＆知覧
「長崎鼻からの開聞岳」
鹿児島観光のモデルコース2日目は指宿・知覧方面です。午前は指宿観光、午後は知覧観光ということでまずは薩摩半島の最南端に位置する「長崎鼻」から開聞岳の海からの絶景を眺め、次にJR日本最南端の駅「西大山駅」に向かい開聞岳の陸からの絶景を眺めました。そして、指宿に来たからには試してみたいと思っていた砂むし会館「砂楽」に向かいます。湯気が立ち上る海岸に下り、砂をかけてもらうとじんわりと熱が伝わってきます。10分が入浴時間とのことで身体が温まり、じんわりと汗ばんだところで終了となりました。
JR日本最南端の駅「西大山駅」からの開聞岳
昼食は近くの「道の駅山川港活お海道」で、指宿ご当地グルメ「いぶから（黒さつま鶏の唐揚げ）と鰹のたたきセット」をおいしくいただき、午後は知覧へ向かいます。
知覧では「知覧特攻平和会館」と「知覧武家屋敷」を見学しました。まず「知覧特攻平和会館」では意外と若い世代の方が多かったのですが、館内の雰囲気はやはり少し重かったです。特攻隊員の心中を思うとやり切れない気持ちになります。「知覧武家屋敷」はこんな山中にこんな風情ある集落や庭園があることに驚かされました。名産の知覧茶とともに日本文化を楽しめました。
ホテルに戻り、2日目も館内の温泉で汗を流し、夕食はシェラトン鹿児島の「さつまぐま」でいただきました。赤鶏さつま炙り焼きや黒豚のしゃぶしゃぶ、薩摩揚げ、鶏飯など鹿児島産のご当地グルメが最高でした。
2日目のモデルコース
ホテル → 長崎鼻・開聞岳 → JR日本最南端の駅「西大山駅」→ 砂むし温会館「砂楽」→ 道の駅山川港活お海道（ランチ）→ 知覧特攻平和会館 → 知覧武家屋敷 → ホテル
3日目～霧島
鹿児島観光のモデルコース3日目は霧島方面を予定していましたが、あいにくの雨でした。天気が良ければ「霧島神宮」や「霧島神水狭」、「霧島アートの森」などを予定していましたが、かなり強い雨だったので断念、午前中はホテルの温泉に浸かり、チェックアウト後「霧島温泉市場」へ向かいランチで黒豚のカツをいただきました。
昼食後、少し冷えてきたので日帰り温泉「前田温泉 カジロが湯」でやや白濁した硫黄泉に浸かり温まったところで空港へ向かいます。3日目は天候に恵まれず、予定がすっかり狂ってしまい無念の帰宅となりました。いい写真も撮れませんでした。
3日目のモデルコース
ホテル → 霧島神宮 → 霧島神水狭 → 霧島温泉市場（ランチ）→ 日帰り温泉「前田温泉 カジロが湯」→ 鹿児島空港
宿泊したホテル「シェラトン鹿児島」やアクセスの詳細は、こちらをご参照下さい↓↓
鹿児島観光のモデルコース2泊3日～車なしの場合
続いて、鹿児島観光のモデルコース2泊3日の車なしの場合を見ていきます。車（レンタカー）ありの場合と比べて行動範囲も時間もかなり制約されますが、電車やバスの活用でいい旅ができそうです。
モデルコースは車（レンタカー）ありの場合と同じく、桜島＆鹿児島市内、指宿＆知覧エリア、霧島エリアを各1日ずつで巡りたいところですが、鹿児島市内以外はそう簡単にはいきません。レンタカーで巡るほど自由自在というわけにはいきませんが、アレンジ次第で効率的なスケジュールになります。観光の拠点は鹿児島市内に2連泊を想定していますが、アクセスなどを考慮して1泊はその他のエリアに宿泊するなど、自由にアレンジしていくといいでしょう。
鹿児島観光のモデルコース2泊3日【車なし】
1日目：桜島 → 鹿児島市内
2日目：指宿 → 知覧
3日目：鹿児島市内 → 霧島
1日目～桜島＆鹿児島市内
鹿児島観光のモデルコース1日目は鹿児島空港に到着したならリムジンバスで鹿児島市内中心部に向かいます。JR「鹿児島中央駅」に到着したなら桜島を目指します。アクセスは市電かバスで桜島フェリーターミナルに向かいフェリーに乗って桜島に渡ります。
・市電の場合：鹿児島中央駅 → 水族館口（約15分）→ 桜島フェリーターミナルへ（徒歩約10分）
・バスの場合：鹿児島中央駅 → 水族館前（約15分）→ 桜島フェリーターミナルへ（徒歩約5分）
ランチはJR「鹿児島中央駅」か、時間がない場合には桜島フェリーの「やぶ金」の名物うどんがおすすめです。フェリー内はダシの香りが漂っていて食欲をそそります。約20分で桜島に到着したなら観光はサクラジマアイランドビュー（循環バス）など、バスがおすすめです。上記の車（レンタカー）ありの観光スポット以外も停車するので、かなり充実した観光になるでしょう。
桜島観光を終えたなら桜島フェリーに乗船し、鹿児島市内中心地へ戻り宿泊先のホテルにチェックインします。その後は「天文館」に向かいショッピング＆夕食です。鹿児島グルメを堪能しました。1日目が終了です。
1日目のモデルコース
鹿児島空港 → 桜島フェリー → バスで桜島観光 → 桜島フェリー → 天文館（ショッピング＆夕食）
2日目～指宿＆知覧
鹿児島観光のモデルコース2日目は指宿・知覧方面です。鹿児島市内を離れるとアクセスは格段に厳しくなりますが、電車（JR）を利用する方法とバスを利用する方法の2つに分かれます。
電車（JR）の場合は知覧方面まで電車が通っていないので、指宿と知覧を1日で巡るのは時間を気にしながらのスケジュールになりそうです。「指宿駅」まで約90分、知覧へは「平川駅」または「喜入駅」からバスに乗り換え約30分です。JR「鹿児島中央駅」から知覧へ直通バスで約70～80分という手段もありますが、いずれにしても日帰りで電車（JR）の場合は指宿、あるいは知覧のみの観光と割り切ったほうがいいかもしれません。
⇒ 参考：「知覧交通関係時刻表（pdf）」
電車の場合
JR「鹿児島中央駅」→ JR指宿枕崎線・指宿方面行き「指宿駅」下車（約1時間25分）
JR「鹿児島中央駅」→ JR指宿枕崎線・特急「指宿の玉手箱」で「指宿駅」下車（約50分）
バスの場合
・路線バス
・「指宿・知覧定期観光バス」
・「のったりおりたりマイプラン」指宿・知覧エリアの観光スポットを巡る路線バス
⇒ 「のったりおりたりマイプラン（指宿・知覧）」
おすすめはバスを利用する方法で、周遊バスなら、指宿・知覧エリアを効率良く観光することができます。例えば、「のったりおりたりマイプラン」は1日乗車券と2日乗車券があり、1日乗車券は指宿エリアのみ、2日乗車券で知覧が加わるなど、さまざまなパターンが用意されています。ただし、昨今のドライバー不足で観光バスは運休の場合があるので要確認です。いずれにしても周遊バスで知覧を訪れるなら指宿に1泊することになりそうです。
ハードスケジュールの電車を選ぶか、おまかせで効率のいい周遊バスを選ぶか、悩みどころではあります。
2日目のモデルコース
電車の場合：指宿（長崎鼻・最南端の駅「西大山駅」・砂むし会館「砂楽」）→ 知覧（知覧武家屋敷・知覧特攻平和会館）
周遊バスの場合：日帰りなら指宿のみ、1泊2日で指宿+知覧
※周遊バスなら主な観光スポットをほぼ網羅
★の数（総合）： 4.59
★の数（総合）： 3.89
★の数（総合）： 3.38
3日目～霧島
鹿児島観光のモデルコース3日目は鹿児島市内＆霧島方面です。午前は「カゴシマシティビュー」など周遊バスを利用して鹿児島市内です。「城山展望台」で桜島と鹿児島市内の絶景を楽しんだり、名勝「仙巌園」で島津家の御殿や桜島の絶景を眺め、鹿児島の歴史・文化に触れます。その他、訪れてみたい観光スポットがあれば自由にアレンジしてみるのもいいでしょう。
・「カゴシマシティビュー」：JR「鹿児島中央駅」を発着点として市内観光スポットを網羅（30分毎）⇒ 「カゴシマシティビュー」
※「1日乗車券」「スマホ1日乗車券」「24時間乗車券」「キュート（CUTE）」
・「まち巡りバス」：JR「鹿児島中央駅」を発着点として市内観光スポットを網羅（20分毎）⇒ 「まち巡りバス」※「1日乗車券」
午後は霧島エリアです。電車の場合はJR「鹿児島中央駅」からJR日豊本線・都城方面行きでJR「霧島神宮駅」で下車し鹿児島交通バスに乗り換え約13分、国宝「霧島神宮」に向かいます。おすすめは霧島エリアの観光スポットを巡る路線バス「のったりおりたりマイプラン」の利用で、いくつかのパターンがあるので時間と相談して決めるといいでしょう。
電車の場合
JR「鹿児島中央駅」→ JR日豊本線・都城方面行き「霧島神宮駅」下車（約50分）
バスの場合
「のったりおりたりマイプラン」霧島エリアの観光スポットを巡る路線バス
⇒ 「のったりおりたりマイプラン（霧島）」
時間があれば鹿児島空港へ向かう途中のバスの乗り換え地点で、「霧島温泉市場」（丸尾バス停・約30分）へ寄り道するのもおすすめです。丸尾バス停からはバスでさらに約30分で鹿児島空港到着です。
3日目のモデルコース
ホテル → 城山展望台 → 仙巌園 → 霧島神宮 → 霧島温泉市場 → 鹿児島空港
鹿児島観光のモデルコース2泊3日をレンタカーと車なし～まとめ
今回は、鹿児島観光のモデルコース2泊3日をレンタカー付きと車なしの場合で見てきました。また、車なしの場合には可能な限り、便利なアクセス方法などもご紹介してきました。
鹿児島観光のレンタカー付きと車なしの2泊3日モデルコースは、以下のコースがおすすめです。
1日目：桜島（「牛根稲荷神社・埋没鳥居」・「有村溶岩展望所」・「湯之平展望所」）→ 鹿児島市内（「城山展望台」・「天文館」）
2日目：指宿（「長崎鼻」・JR日本最南端の駅「西大山駅」・砂むし温会館「砂楽」）→ 知覧（「知覧特攻平和会館」・「知覧武家屋敷」）
3日目：霧島（「霧島神宮」・「霧島神水狭」・「霧島温泉市場」・日帰り温泉「前田温泉 カジロが湯」）
鹿児島観光のモデルコース2泊3日【車なし】
1日目：桜島（バス観光）→ 鹿児島市内（「天文館」）
2日目：指宿（「長崎鼻」・砂むし温会館「砂楽」・「池田湖」など） → 知覧（「知覧特攻平和会館」・「知覧武家屋敷」）※電車、または周遊バス
3日目：鹿児島市内（「城山展望台」・「仙巌園」）→ 霧島（「霧島神宮」・「霧島温泉市場」）※電車、または周遊バス
★の数（総合）： 4.17
★の数（総合）： 4.45
★の数（総合）： 4.29
車（レンタカー）ありの方が便利なのは言うまでもありませんが、車なしでも工夫・アレンジ次第でかなり効率良く観光できると思います。車なしの場合は電車と周遊バスをうまく活用することがポイントでしょうか。交通網の発達した鹿児島市内と桜島観光なら車（レンタカー）ありの場合とほぼ同様の観光が可能です。
ご紹介したレンタカー付きと車なしの場合のモデルコースを参考にして、思い出に残る鹿児島旅行にして頂ければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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