北海道の函館は夜景などが有名な人気の観光地です。古くから港町で栄えた歴史があり、街のいたる所にその面影が残っています。新鮮な海鮮などグルメもおいしく、函館観光には外せないポイントになっています。
函館観光に訪れる方は1泊2日か2泊3日が多いかと思いますが、函館観光はバスの他、市電も走っていて公共交通機関が充実しているので、車なしで観光したいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は車なしの函館観光1泊2日のモデルコースを考えてみました。函館の定番の観光スポットは徒歩圏内のエリアに集中しているので、車なし歩きでも十分に楽しむことができます。ぜひ参考にしていただければと思います。
筆者は函館にはこれまで4～5回訪れていますが、すべて1泊2日です。そのうち車なしが3回、車（レンタカー）ありは1回です。車（レンタカー）ありの時には大沼まで足を延ばしました。初めての時には要領をつかめずに時間をロスしたりもしましたが、徐々に効率良く観光することができるようになってきました。
その経験をもとに今回は、函館観光のモデルコース1泊2日車なしの場合と歩きの観光に便利なおすすめのホテルを紹介していきます。
★の数（総合）： 4.44
★の数（総合）： 4.09
★の数（総合）： 4.45
函館観光モデルコース1泊2日車なしの場合
「八幡坂」からの函館湾
函館の1泊2日の観光モデルコースをご紹介します。車なしでも十分に楽しめるコースで、主要な観光スポットをできるだけ効率よく回れるようなスケジュールを組みました。
市電やバスを利用することで、車なしでも十分に楽しめるはずです。時間やルートに応じて自由にアレンジするのもいいでしょう。ただ、観光の効率を考えてホテルはJR「函館駅」周辺から「金森ベイエリア」のホテルをおすすめします。
1日目
「函館空港」またはJR「函館駅」に到着したなら、市電で異国情緒漂う元町エリアへ向かいます。1泊2日の観光旅行で荷物はそう多くはないと思いますが、観光の邪魔になるようなら先に宿泊するホテルで預かってもらうのがいいでしょう。
元町エリアは市電「末広町」で下車し、函館港を見下ろす坂道や点在する教会や洋館を巡ります。「函館ハリストス正教会」や「旧函館区公会堂」などを見学し、また「八幡坂」からの函館湾の眺めは絶好のフォトスポットとしておすすめです。
その後は市電で「函館山」ロープウェイ乗り場へ移動し、函館山ロープウェイ（バスも可）で山頂へ登り夜景を楽しみます。夜景が最も美しいのは日没直後といわれているので、少し早めに山頂に到着しておきましょう。夕食は山頂で夜景を眺めながらもよし、または下山した後、ホテル周辺で新鮮な海鮮もいいでしょう。夕食後、ホテルへ戻り1日目終了です。
「函館空港」またはJR「函館駅」→「元町エリア」（ランチ＆観光）→「函館山」（夜景観賞）→ ホテル
2日目
2日目はまず徒歩でホテル近くの「金森ベイエリア」へ向かいます。可能であればホテルをチェックアウトした後、今日も重い荷物は預かってもらうことをおすすめします。
午前は倉庫をリノベーションした「金森赤レンガ倉庫」などでショッピングを楽しんだり、または函館湾のクルージングを楽しむのもいいでしょう。その後は徒歩で「函館朝市」に移動し、新鮮な海鮮ランチを楽しみます。お土産とランチは「金森ベイエリア」と「函館朝市」どちらも充実しているのでお好みで選ぶといいでしょう。
ランチの後は箱館戦争の舞台となった「五稜郭」へ足を延ばします。市電「五稜郭公園前」で下車し、徒歩約15分で到着です。ぜひ高さ80ｍ以上の「五稜郭タワー」の展望フロアまで上って星形五稜郭を眺めてみることをおすすめします。
以上で2日目の函館観光を終了し、「函館空港」またはJR「函館駅」に向かいます。
ホテル →「金森ベイエリア」（お土産）→「函館朝市」（ランチ）→「五稜郭公園」と「五稜郭タワー」→「函館空港」またはJR「函館駅」
函館観光の1泊2日車なしのモデルコース～おすすめのホテル
最後に函館観光の1泊2日車なしのモデルコースでのおすすめのホテルをご紹介します。函館にはJR「函館駅」周辺以外にも湯の川温泉など、魅力的なホテルや旅館が数多くあります。
しかし今回は上述したように車なしという観光の場合は効率を考えて、ホテルはJR「函館駅」周辺から「金森ベイエリア」のホテルがおすすめです。
このエリアのホテルは朝食ブッフェの評判がよく、温泉露天風呂などから函館湾を見下ろせるホテルが多いのが特徴です。おすすめのホテルを6軒ほどピックアップしましたが、ここに紹介した以外にもいろいろあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
「ラビスタ函館ベイ」
ANA楽パック
JAL楽パック
JR楽パック「ラビスタ函館ベイ」は赤レンガ倉庫群が広がるベイエリアに位置しており、JR「函館駅」からも徒歩圏内です。さらに「ベイエリア」「元町エリア」「函館朝市」など、函館の定番観光スポットへも徒歩圏内でアクセスも良好となっています。
朝食の評判が大変良く「朝食のおいしいホテル」日本一に選ばれたこともあります。最上階の大浴場・露天風呂からは函館の夜景を眺めることができます。
「ラビスタ函館ベイ」へのアクセス
JR函館本線「函館駅」→ 徒歩約15分
函館空港 → シャトルバスで「ベイエリア前」下車（約25分）→ 徒歩約1分
函館空港 → タクシーで約25分
「函館国際ホテル」
「函館国際ホテル」は、JR「函館駅」と「ラビスタ函館ベイ」のちょうど中間あたりに位置しています。天然温泉展望大浴場を完備し函館港を眺めることができ、口コミで高評価の朝食ブッフェを楽しめます。レストランも多彩で充実しています。
JR「函館駅」や「函館朝市」へ徒歩約7～8分、「ベイエリア」や「元町エリア」へは徒歩約10～15分、「函館山ロープウェイ山麓駅」まで徒歩約20分と、こちらもほとんどの観光スポットが徒歩圏内です。
「函館国際ホテル」へのアクセス
JR函館本線「函館駅」→ 徒歩約8分
函館空港 → シャトルバスで「函館国際ホテル前」下車（約30分）→ 徒歩すぐ
函館空港 → タクシーで約25分
「東急ステイ函館朝市 灯の湯（あかりのゆ）」
「東急ステイ函館朝市 灯の湯（あかりのゆ）」は、JR「函館駅」と「函館国際ホテル」の中間あたりに位置しています。「函館朝市」がすぐそばで、JR「函館駅」から徒歩約5分の好立地です。最上階には露天風呂を併設した大浴場があります。
「東急ステイ函館朝市 灯の湯」へのアクセス
JR函館本線「函館駅」→ 徒歩約5分
函館空港 → シャトルバスでJR「函館駅前」下車（約20分）→ 徒歩約5分
函館空港 → タクシーで約25分
「HOTEL＆SPAセンチュリーマリーナ函館」
「HOTEL＆SPAセンチュリーマリーナ函館」は、「東急ステイ函館朝市 灯の湯」と「函館国際ホテル」の中間あたりに位置しています。ここまで紹介してきたホテル同様、JR函館駅・函館朝市・金森ベイエリアにほど近い好立地です。
最上階に天空露天風呂を備え、充実した朝食ブッフェを楽しめます。吹き抜けのロビーの天井は船底をイメージしたデザインで、ホテルでの滞在をプライベート・クルージングと呼んでいるユニークなホテルです。
「HOTEL＆SPAセンチュリーマリーナ函館」へのアクセス
JR函館本線「函館駅」→ 徒歩約5分
函館空港 → シャトルバスでJR「函館駅前」下車（約20分）→ 徒歩約5分
函館空港 → タクシーで約25分
⇒ 「HOTEL＆SPAセンチュリーマリーナ函館」の口コミ（楽天トラベル）
「JRイン函館」
「JRイン函館」はJR「函館駅」直結なので、JRでのアクセスをお考えの方には最高の立地です。荷物が多い方にもおすすめです。
客室は駅に行き来する列車を眺める「トレインビュー」と函館山・朝市を見渡す「マウンテンビュー」などに分かれます。さらに国鉄キハ40形気動車の部品を設置したJRならではのユニークな客室「キハ40トレインルーム」もあります。
12種類の中から選べる枕コーナーやトレインビューの展望大浴場、マウンテンビューの宿泊者専用展望JRインラウンジなど、館内施設も充実しています。
「JRイン函館」へのアクセス
JR函館本線「函館駅」直結
函館空港 → シャトルバスでJR「函館駅前」下車（約20分）→ 徒歩約2分
函館空港 → タクシーで約20分
「OMO5函館 by 星野リゾート」
「OMO5函館 by 星野リゾート」は、こちらで紹介しているホテルの中では最も新しい2024年7月オープンのホテルです。
源泉掛け流しの温泉は露天風呂もあり、朝食ブッフェも充実していますが、「OMO5函館 by 星野リゾート」の特徴は函館の主要な観光スポットを巡る宿泊者専用の巡回バス「オモバス」やオモレンジャーが案内する自由市場のガイドツアーなど、アクティビティが充実していることでしょう。
「OMO5函館 by 星野リゾート」へのアクセス
JR函館本線「函館駅」→ 徒歩約5分
函館空港 → シャトルバスでJR「函館駅前」下車（約20分）→ 徒歩約5分
函館空港 → タクシーで約20分
「OMO5函館 by 星野リゾート」の口コミ・評判は、こちらをご参照下さい↓↓
函館観光のモデルコース1泊2日【車なしの場合】～まとめ
今回は、函館観光のモデルコース1泊2日車なしの場合と歩きでも便利なおすすめのホテルを紹介してきました。
函館観光の車なしのモデルコース1泊2日は、以下のルートがおすすめです。状況に応じて自由にアレンジしていただければと思います。1日しか時間がないという場合には「五稜郭」を外すという手段もあります。
1日目
「函館空港」またはJR「函館駅」→「元町エリア」（ランチ＆観光）→「函館山」（夜景観賞）→ ホテル・旅館
2日目
ホテル・旅館 →「金森ベイエリア」（お土産）→「函館朝市」（ランチ）→「五稜郭公園」と「五稜郭タワー」→「函館空港」または「函館駅」
宿泊するホテルは、車なしという観光ということで効率を考えてJR「函館駅」周辺から「金森ベイエリア」のがおすすめです。このエリアのホテルなら今回ご紹介した、ほとんどの観光スポットが徒歩圏内です。
★の数（総合）： 4.60
★の数（総合）： 4.89
★の数（総合）： 4.09
函館は主要な観光スポットがJR「函館駅」から「函館山」のあたりにコンパクトに集中しており、車なしでも十分に観光できる街です。筆者の函館観光の経験をもとにおすすめのモデルコース1泊2日車なしを提案させていただきました。函館観光の参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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