北海道の南部に位置する「洞爺湖」は、美しい湖と山々の眺望、温泉、そして火山観光が見どころの観光スポットです。2009年には「洞爺湖有珠山ジオパーク」として、日本で初めて「世界ジオパーク」に認定されています。
観光スポットは雄大な自然と火山観光が中心になりますが、観光するにあたっては車なしでも車ありでも事前に観光情報をチェックしておくことをおすすめします。
筆者は以前、洞爺湖を電車で1回、レンタカーで1回の計2回訪れましたが、洞爺湖の絶景に感動するとともに車（レンタカー）のあるなしで観光できるエリアの違いも感じました。
また、「洞爺湖」周辺には、観光に便利なホテルや旅館も多いです。時期によっては花火が無料で楽しめて滞在をさらによいものにしてくれます。アクセス情報などと合わせて知っておくと、さらに充実した旅になることでしょう。
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そこで今回は、筆者の2回の洞爺湖観光の体験から観光モデルコースとして車なしと車ありの場合、その所要時間などを紹介していきます。車なしでどの程度、観光できるのか、また車ありの場合はどうなのか、比較しながらわかりやすく見ていきます。
洞爺湖を観光する方の多くは日帰りか1泊2日で訪れる方が多いと思われます。車があるなしにかかわらず、日帰り～1泊2日まで対応できるようなモデルコースを組んでみました。きっと洞爺湖観光に訪れる方には参考になることでしょう。
こちらでは、洞爺湖観光のモデルコースを車なしと車ありに分けてまとめてみました。また、花火が見える観光に便利なおすすめホテルやアクセス方法も紹介していきますのでぜひ参考にして下さい。
洞爺湖観光のモデルコース【車なし】
洞爺湖観光のモデルコース車なしの場合は、洞爺湖畔エリアの観光スポットがおすすめです。
船の利用もありますが徒歩圏内で観光できる観光スポットばかりなので、洞爺湖温泉の湖畔のホテルに宿泊した場合は大変手軽に観光できます。所要時間は1日、湖畔遊歩道付近と洞爺湖遊覧船なら半日あれば十分でしょう。「洞爺湖ロングラン花火大会」開催中なら、夜には花火を見ることもできます。
また、周遊バスが運行していれば行動範囲がかなり広がるので、ぜひ利用したいところです。周遊バスは不定期のものや札幌発など他の観光エリアも含むツアーなど、さまざまなタイプがあります。
湖畔遊歩道・とうや湖ぐるっと彫刻公園～洞爺湖遊覧船～洞爺湖ビジターセンター・火山科学館～金比羅火口災害遺構散策路
洞爺湖畔遊歩道～とうや湖ぐるっと彫刻公園
洞爺湖畔では遊歩道が整備されており、洞爺湖はもちろん遠くには羊蹄山まで見渡すことができます。湖畔には彫刻アートが58作品も立ち並ぶ「とうや湖ぐるっと彫刻公園」があり、洞爺湖畔を取り囲んでいます。温泉街から気軽に散策できて晴れていれば、とても気持ちいい観光スポットです。
洞爺湖遊覧船
「洞爺湖遊覧船」は洞爺湖畔遊歩道付近から乗船し、中世ヨーロッパの古城をイメージした遊覧船で約1時間、洞爺湖の船旅を楽しみます。冬季以外は中島で下船することもでき、「洞爺湖森林博物館」など中島の観光もできます。洞爺湖ロングラン花火大会開催中は花火鑑賞船も運行されます。
洞爺湖ビジターセンター・火山科学館～金比羅火口災害遺構散策路
「洞爺湖ビジターセンター・火山科学館」から「金比羅火口災害遺構散策路」は有珠山噴火に関する観光スポットです。「洞爺湖ビジターセンター・火山科学館」では有珠山の火山活動の映像や展示品を見学、「金比羅火口災害遺構散策路」では噴火によって押し流された橋や直撃を受けた公営住宅がそのままの状態で残されています。
洞爺湖観光のモデルコース【車あり】
洞爺湖観光のモデルコース車ありの場合は、より行動範囲が広がり洞爺湖の魅力を存分に感じることができます。観光スポットとしては上記の車なしの観光スポットに加えて、有珠山や洞爺湖サイロ展望台など高所から洞爺湖や羊蹄山、昭和新山などの絶景を楽しむことができます。
所要時間としてはすべて巡ると1泊2日、日帰りならすべては厳しいので有珠山や洞爺湖畔を中心に何か所か選ぶといいでしょう。
有珠山ロープウェイ～有珠山～昭和新山熊牧場～サイロ展望台+車なしの観光スポット
有珠山ロープウェイ～有珠山～昭和新山熊牧場
「有珠山」には「有珠山ロープウェイ」で約6分ほどで到着し、さらに徒歩約10分ほどで火口原展望台に到着します。眼下には洞爺湖や昭和新山の絶景が広がり、火口原展望台からは今なお水蒸気が上がる大噴火口を間近に見ることができます。
また、ロープウェイ麓には「昭和新山火山村」や「昭和新山熊牧場」もあり、この付近だけでも多くの観光スポットがあるので是非とも訪れてみることをおすすめします。
サイロ展望台
洞爺湖温泉街の対岸になる西岸の高台に位置する「サイロ展望台」からは有珠山・昭和新山を含む洞爺湖全体の絶景を一望できます。北海道の乳製品などのお土産店やレストラン、さまざまなアクティビティが充実している観光スポットです。
西山山麓火口散策路
「西山山麓火口散策路」では有珠山噴火でできた西山火群を間近で見ることができます。枕木を並べて整備された散策路には噴火で破壊された民家や工場、約70ｍも隆起した道路、国道の真ん中にできた大きな池などが残されています。噴火の威力や迫力を感じずにはいられない観光スポットです。
洞爺湖近くの登別温泉観光モデルコースは、こちらをご参照下さい↓↓
洞爺湖の花火が見えるおすすめのホテル
「洞爺湖」の周辺には、素敵なホテルや旅館が多く、特に洞爺湖畔に集中しています。洞爺湖に面し眺望抜群で食事もおいしいホテルが多く、どのホテルを選べばいいのか悩ましいところです。
また、洞爺湖温泉湖畔では「洞爺湖ロングラン花火大会」で4月～10月頃まで毎日、花火が打ち上げられ、多くのホテルや旅館から楽しめるのもポイントです。ご紹介している3軒のホテルも花火を見ることができて、うち2軒は洞爺湖温泉湖畔で車なしの観光も可能、1軒は高い場所に位置しています。
どんなホテルなのか、見ていきましょう。
ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート
この「ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート」は洞爺湖温泉湖畔に位置しており、車なしの観光も可能です。
一番の特徴は眺望で、ロビーや部屋、屋上の天空露天風呂からの洞爺湖と羊蹄山の眺めはまさに絶景です。食事もおいしく、ビュッフェスタイルやフレンチ懐石、和食会席があります。部屋もきれいなホテルで、洞爺湖の眺望と食事を重視したい方におすすめです。
JR「札幌駅」（無料）と「新千歳空港」（有料）から送迎バスが運行しています。（要予約）
洞爺湖温泉 洞爺観光ホテル
この「洞爺湖温泉 洞爺観光ホテル」も「ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート」と同様に洞爺湖温泉湖畔に位置しており、車なしの観光も可能です。
一番の特徴はやはり眺望でほとんどの客室が湖側、食事は夕食がお膳料理（部屋食もあり）、朝食が和洋バイキングとなっています。温泉は眺望がいいだけでなく、洞窟風呂や庭園露天風呂、ラジウム岩盤浴などもあって多彩です。
JR「洞爺駅」から無料送迎があります。（要予約）
ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ
この「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」は上記の2軒のホテルと立地が異なり、洞爺湖と内浦湾を見下ろす場所に位置しているリゾートホテルです。
サミットも開催された高級ホテルで食事も和食からフレンチ、中華など多彩で、すべてが上質でハイレベルです。特にロビー洞爺湖を眼下に見る眺望は圧巻で、チェックインから来てよかったと思わせてくれます。運が良ければホテル内から雲海も見られ、また館内レストランからの夕景色も絶景です。
決してお安く泊まれるホテルではありませんが、優雅に思い出に残る滞在をお考えの方におすすめです。JR「洞爺駅」から無料シャトルバス送迎があります。（要予約）
洞爺湖観光～アクセス
洞爺湖へは北海道以外からは飛行機、または船によるアクセスとなります。
飛行機で「新千歳空港」に到着した場合、「洞爺湖」へはさまざまなアクセス方法がありますが、おすすめは車（レンタカー）です。
バスは直行便がなく、電車で「新千歳空港」からJR「洞爺駅」まで行き（約1時間30分）、「洞爺湖温泉」まではさらにバスに乗り換えて約20分かかります。
車（レンタカー）の場合は「新千歳空港」から約1時間20分で到着できます。広い北海道ですが、「洞爺湖」へのアクセスは車（レンタカー）が最も短時間で便利といっていいでしょう。
次におすすめのアクセス方法が電車で、JR「洞爺駅」への所要時間は約1時間30分、「洞爺湖温泉」までバスに乗り換えて約20分で到着です。
では、「洞爺湖」へのアクセスを順に見ていきます。
洞爺湖へ電車で行く場合
洞爺湖への電車によるアクセスは、JR「洞爺駅」が最寄駅です。「新千歳空港」からはJR「南千歳駅」で乗り換え、所要時間は約1時間30分です。札幌・函館からは直行便で所要時間は約2時間です。
電車の場合
「新千歳空港」から→JR「南千歳駅」→JR「洞爺駅」（約1時間30分）
札幌から→JR「札幌駅」→JR「洞爺駅」（約2時間）
函館から→JR「函館駅」→JR「洞爺駅」（約2時間）
函館から→JR「新函館北斗駅」→JR「洞爺駅」（約1時間30分）
登別から→JR「登別駅」→JR「洞爺駅」（約40分）
洞爺湖へバスで行く場合
洞爺湖へのバスによるアクセスは、「札幌」など出ていますが、「新千歳空港」からの直行便は出ていません。（※ホテルで送迎バス運行の場合あり）
「新千歳空港」からは「札幌」あるいは「登別」「東室蘭」で乗り換える必要があり、あまりアクセスがいいとはいえません。宿泊するホテル・旅館によっては「新千歳空港」送迎バス（直行）を運行しているので、予約の際にチェックしておくといいでしょう。
バスの場合
「新千歳空港」からの直行便なし
JR「札幌駅」→「洞爺湖温泉」（約2時間45分）
JR「洞爺駅」→「洞爺湖温泉」（約20分）
洞爺湖へ車で行く方法と駐車場
洞爺湖へ車で行く場合は、「新千歳空港」からレンタカー、あるいは自家用車なら「苫小牧フェリーターミナル」などからのアクセスもあります。最寄りのインターチェンジは道央自動車道「虻田洞爺湖IC」で、ともに1時間20分ほどの所要時間で到着です。
車の場合
「新千歳空港」（札幌方面）→道央自動車道「虻田洞爺湖IC」（約1時間20分）
「苫小牧フェリーターミナル」→道央自動車道「苫小牧中央IC」→「虻田洞爺湖IC」（約1時間20分）
函館→道央自動車道「虻田洞爺湖IC」（約2時間50分）
駐車場
ホテルの駐車場または提携駐車場、近隣のコインパーキング
洞爺湖観光のモデルコースと花火が見えるおすすめのホテル～まとめ
今回は、洞爺湖観光のモデルコースを車なしと車ありに分けてまとめてみました。また、花火が見える観光に便利なおすすめホテルやアクセス方法も紹介してきました。
洞爺湖観光のモデルコース【車なしとあり】と所要時間は、以下のようなコースがおすすめです。
湖畔遊歩道・とうや湖ぐるっと彫刻公園～洞爺湖遊覧船～洞爺湖ビジターセンター・火山科学館～金比羅火口災害遺構散策路
所要時間：1日、湖畔遊歩道付近と洞爺湖遊覧船なら半日
洞爺湖観光のモデルコース【車あり】
有珠山ロープウェイ～有珠山～昭和新山熊牧場～サイロ展望台+車なしの観光スポット
所要時間：1泊2日、日帰りなら有珠山と洞爺湖畔を中心に何か所か選ぶ
洞爺湖の周辺には眺望抜群で食事もおいしい素敵なホテルや旅館が多く、特に洞爺湖畔に集中しています。また、洞爺湖温泉湖畔では「洞爺湖ロングラン花火大会」で4月～10月頃まで毎日、花火が打ち上げられ多くのホテルや旅館から楽しめるのもポイントです。
花火が見える、おすすめのホテルを3軒ご紹介しました↓↓
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洞爺湖へのアクセス方法は「新千歳空港」に到着した場合、おすすめは車（レンタカー）で所要時間は約1時間20分、次に電車で所要時間は約2時間（「新千歳空港」→JR「南千歳駅」→JR「洞爺駅」→バスに乗り換え「洞爺湖温泉」）です。バスの場合は「新千歳空港」から直行便がなく長時間の移動となり、あまりアクセスがいいとはいえません。
洞爺湖を訪れる際には車（レンタカー）での観光がおすすめですが、この洞爺湖観光のモデルコース【車なしとあり】、おすすめホテル・旅館、アクセス方法などを参考にしていただいて思い出に残る滞在にしていただければと思います。
ぜひ洞爺湖を訪れて、山や湖などの自然の絶景を楽しんで下さい！近くの登別温泉といっしょに観光するのもおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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